PANews、12月19日、ブルームバーグは、イーロン・マスク氏が米国連邦政府の支出の規模と効率性を削減することを目的とした政府効率省(DOGE)と呼ばれる新しい取り組みのチームを募集していると報じた。この計画はトランプ次期大統領とヴィヴェク・ラマスワミ次期副大統領によって支持されており、現在ワシントンにあるスペースXのオフィスを通じて進められている。 DOGEはまだ議会によって承認された正式な政府機関になっていないが、将来的には501(c)(3)組織として登録されるか、トランプ大統領の大統領令によって連邦諮問委員会となる可能性がある。同チームはマスク氏のトンネル掘削会社ボーリング社社長のスティーブ・デービス氏や元トランプ政権技術当局者のマイケル・クラツィオス氏などの中核人材が率いており、人工知能などの技術分野の人材を対象に約10人を雇用している。

DOGEは連邦予算を最大2兆ドル削減する計画を立てており(年間か10年かは不明)、これには社会保障やメディケアなどの人気プログラムの大幅な削減が含まれる可能性がある。同時に共和党はDOGEと協力する「政府効率化推進小委員会」の設置を計画している。マスク氏はトランプ陣営の重要な支持者で、トランプ氏の選挙勝利を支援するために2億3800万ドル以上を寄付している。 DOGEは無駄な支出を削減し、政府運営の合理化を目指すことを強調しており、これはマスク氏が保守派と協力するための重要な一歩とみられている。