PAニュースは11月10日、フォーチュン誌によると、米大統領選の結果が落ち着いてきたことから、外の世界からは巨額の賭けとみなされているトランプ支持へのマスク氏の投資が、明白かつ即座に利益を上げたと報じた。マスク氏はバイデン政権の電気自動車税額控除政策への反対を取り下げ、電気自動車の購入を促すようトランプ氏に働きかける可能性があると報じられている。トランプ大統領の勝利演説を受けてテスラの株価は急騰した。投資家は、トランプ政権がテスラに対する連邦捜査と執行措置を、特に自動運転ソフトウェアを対象としたものを停止すると予想している。

さらに、FAAとSpaceXの関係は非常に緊張している。スペースX社がロケット打ち上げ違反で63万ドルの罰金を科せられたことを受け、マスク氏は9月に連邦航空局長官マイケル・ウィテカー氏の辞任を要求した。マスク氏は、トランプ政権下で政府効果省(DOGE)を設立し、ロケット発射に関する規制緩和を含む作業計画を立てる計画だと述べた。トランプ氏自身は、政府の将来の420億ドルのブロードバンド投資計画の一環として、スターリンクの衛星サービスを農村地域でのネットワーク接続の提供に利用することを提案しており、これはスターリンクにとって潜在的な経済的利益となる。

生成AIスタートアップxAIのマスク氏は、OpenAIのChatGPTやその他の主要な言語モデルと競合するチャットボットを開発しており、トランプ大統領にバイデン政権のAI大統領令に比べてより制限の少ない代替案を採用するよう提案するために介入する可能性がある。カリフォルニア州では、マスク氏は大手人工知能企業に制限を課す物議を醸している安全法「SB 1047」を支持しているが、この法案は人工知能の壊滅的な影響を理由に、ベンチャーキャピタリストや大手開発者らから強く反対されている。