PANewsは12月6日、ファンドストラット社のリサーチディレクターであるトム・リー氏が、ビットコインが10万ドルの大台を突破することは年末の株式市場上昇への重要なシグナルであると述べたと報じた。同氏は、ビットコインの躍進はリスク資産に対する投資家の意欲の高まりを反映しており、これは株式市場への需要が高まることも示していると考えている。リー氏は、投資家がこれまでマネー・マーケット・ファンドに預けていた約6兆ドルの遊休資金を使い始めたと指摘した。同氏は、S&P500指数が年末までに6,300ポイントに達し、現在の水準から3%上昇する余地があると予想している。
CNBCとのインタビューでリー氏は、ビットコインの統合レンジの突破はS&P500の年末パフォーマンスの先行指標であると述べた。同氏は、雇用統計やCPI統計が短期的な変動をもたらす可能性があるものの、クリスマス時期の「サンタクロース市場」は依然として期待できると考えている。さらにリー氏は、今回の緩和サイクル中にFRBが少なくとも8回、毎回25ベーシスポイントずつ利下げすると予想している。