PANewsは10月24日、スイスに本拠を置く仮想通貨マーケットメイキング会社であるポルトフィーノ・テクノロジーズが、英国の機関投資家向け仮想通貨顧客にサービスを提供する認可を英国金融行動監視機構(FCA)から今年初めに得たと報じた。しかし、同社はここ数カ月間、共同創設者兼最高財務責任者が解雇されたため、従業員の大幅な損失を経験している。

7月には、ポルトフィーノの最高執行責任者兼共同創設者のアレックス・カシモ氏と最高財務責任者のジェイ・パーク氏がともに解雇された。これはその後、戦略・運営責任者のヴァンサン・プリュール氏と事業開発グローバル責任者のシェーン・オキャラハン氏をはじめ、同社の多数のスタッフの辞任を引き起こした。関係者によると、幹部2人が解任されて以降、10~12人が退職または退職義務を果たしており、これは当時の全従業員の30~40%に相当する。

ポルトフィーノ・テクノロジーズの広報担当者は、同社が新たに最高財務責任者のマーク・ブラックボロー氏とシニア・セールス・トレーダーのオリビエ・スルタン氏を採用し、それ以来積極的に人材採用を行っており、現在、同社の人員数は夏の水準に戻ったと述べた。