PANewsは4月6日、Blockworksによると、暗号シューティングゲーム「Shrapnel」の開発元であるNeon Machineが深刻な財政難に直面していると報じた。同社はこれまでに約8,690万ドルの運営資金を費やしており、2024年の収益は2,170万ドルに達したが、約3,300万ドルという高い運営コストにより利益は出せず、純損失は1,140万ドルとなっている。

情報筋によると、ネオン・マシーンは毎月200万ドルから350万ドルの現金を消費しており、現在は現金が底をつき、多額の未払い債務を抱え、外部サプライヤーに対して数百万ドルの負債を抱えているという。ネオン・マシーンの新たな資金調達も、当初は2025年初頭に完了する予定だったが、実現しなかった。同社は以前、2023年10月にポリチェーン・キャピタルが主導する2,000万ドルのシリーズA資金調達ラウンドを完了している。

それだけでなく、同社の従業員数も最盛期の100人近くから10数人にまで激減しており、現在では実際に「Shrapnel」の開発に携わっているのはごく少数の人だけとなっている。同社はキャッシュフローを伸ばすため、少なくとも3回にわたる人員削減を実施し、高給取りの従業員に自主的に給与を約20%削減するよう求めた。シアトルのオフィスも3月末に閉鎖された。

それにもかかわらず、同社は依然として「これまでで最も強力な状態にある」と主張しており、2025年末までにShrapnelを世界的に発売する予定だ。しかし、Neon Machineに近い関係者数名は、プロジェクトはまだ完了しておらず、資金も底をついているとして、ゲームの発売が成功するかどうか懐疑的だった。

また、人民網金報によると、凌景人民ゲーム実験室は『Shrapnel』(中国語仮訳:Shrapnel)の主要創作チームと会談し、中国市場におけるゲームデジタル資産の鋳造と配布、コンプライアンスのある流通、市場運営などの問題で予備的な協力意向に達したという。